iyasakae

出雲八百万神
弥栄 純米吟醸

容  量
720ml
アルコール度数
17.5%
製 造 者
酒持田本店
商品特徴
地元の日本酒愛好家たちの手作りのお酒です。
島根ブランド 酒造好適米 佐香錦を使用の純米吟醸酒。
上品な香りと濃厚な旨味。
洋風な料理とも合わせやすいお酒です。
sakasho

※酒匠(日本酒・焼酎 唎酒師上位資格)

GOEN専属 酒匠(Japanese Sake Sommelier)HAJIME YANAGI

出雲市小堺町にある佐香神社(松尾神社)には酒造りの神といわれる九斯之神(くすのかみ)が祭神されています。(出雲大社の東側、宍道湖方面、日の昇る方)
『出雲国風土記』では佐香に神々が集まって酒を造り、180日にわたり酒宴を催したという記述もあり、
久斯之神が全国より集まった神々をもてなすために、酒を仕込んで、振る舞ったとも言い伝えられていて、
いずれもこの地、佐香(旧名)が酒の古名に該当することから、この地は日本酒発祥の地であるとも言われています。

地名の変遷は佐加⇒佐香⇒小佐香井⇒古酒恵⇒濃酒井⇒小堺と今の地名になっています。

そんな由緒ある佐香神社には全国から酒造関係者が多数、その年の酒造安全を祈願し毎年10月に行われる祭儀の際には訪れています。

出雲が日本酒発祥の地であることはこのようなところから揺るぎないものと考えらます。

一般の方には島根の神社は出雲大社や須和神社が有名ですが、酒造りにおいては佐香神社の方が大切なのかも
しれません。

近年ブランド化された島根の酒造好適米、佐香錦。
酒造りの思いも集まって「佐香神社」から命名されました。

酒質は、香味よく、きめの細かいまろやかさをもち、しかもきれいで幅のある、いわゆるコクのあるお酒に
なります。

酒持田本店はその隣町の平田町にあり、15年前から地元の方々(日本酒を楽しむ会)に酒米の田植え、稲刈り
からお酒造りの一部をお手伝いしてもらいながら地元で栽培する佐香錦を使用し、佐香神社のある旧地名でも
ある名の「濃酒井(こざかい)」というお酒を造っています。

出雲八百万神シリーズの最後を飾る弥栄には佐香錦を使ったお酒しかないと思い、佐香神社のおひざ元である
酒持田本店にお願いをして、この「濃酒井」を生原酒から火入し、タイ向けにアルコール度を下げ更に飲み
やすくしたものを出雲八百万神シリーズ第4弾 弥栄にさせていただきました。

味の濃さ旨味の凝縮されたこの弥栄は、お酒発祥の地の名に恥じず、出雲八百万神シリーズの最後に相応しく、
しみじみと旨く五臓六腑に染み渡るようなお酒です。

弥栄を大辞林で引くと
( 名 )
いよいよ栄えること。
( 感 )
繁栄を祈って言う語。ばんざい。

と書いてあります。

新古事記では「弥栄の心」として、「ありのままの生命の活動の姿であって決して理屈でも言葉でもないので
あります。自己の速やかな成長発達を、喜ぶように他人の成長発達を喜ぶこころであります。」とも書かれています。

出雲の地に来た八百万の神々は出雲西の稲佐の浜に上陸し神を迎え、出雲大社で縁結の会議をし、斐伊川中流
の万九千神社で直会をして宴を人間と交わし、出雲での役目を終えて、更に東側の斐伊川下流域の酒持田本店、
佐香神社のある方角へと自分たちの家に旅立っていきます。

弥栄にはその神々を見送りながら、出雲の地の益々の繁栄、神々の帰る先での繁栄、すなわち日本全国の繁栄
と成長を祈る思いがつまっているのです。

酒持田本店

全国の杜氏が毎年参拝するお酒の神様が宿る佐香神社のお膝元酒蔵

sakemochida